若紫色を帯びた濃い赤紫色であり、濃縮感あふれる深い色調である。エッジにルビーの輝きが品性をみせている。ブラックチェリーやコンポートのブルーベリー、そして干しアンズや、赤い花のような香と共に、樽由来の樹脂の香がスパイシーに広がる。バランスの取れた味わいであり、酸味、甘味、そして後口のタンニンの渋味とそれぞれが個性的であるが、一つにまとまり心地良くも力強い味わいとなっている。後口もなめらかであり、ミルキーなやさしい味わいがあり、全体的にエレガンスさもあり、こなれた甘味が後々まで残り、長い余韻となる。３‐４年後はカリフォルニアのトップクラスの味わいとなるであろう。