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The 90 Plus Wine Club Jp

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第12回 プレミアム・セレクション

Arietta  アリエッタ

設立年:1996
オーナー:フリッツ&カレン・ハットン
ワインメーカー:モーガン・モレーズ
限定生産のボルドースタイル・ブレンドに特化したウルトラ・プレミアム・ナパ・ワイナリーのアリエッタは、ワインの専門家とオークショニアであるフリッツ・ハットンと妻、カレンが所有している。アリエッタのワインは、アメリカで最も有名なワインメーカーの一人、モーガン・モレーズがナパ・ヴァレーの涼しい気候の中で慎重に選ぶブロックから造られている。アリエッタのワイン・ラインには現在、Hブロック・ハドソン、バリエーション・ワン、カベルネ・ソーヴィニヨン、カルテットの4種類の赤ワインがあり、オン・ザ・ホワイト・キーと称される白ワインが1種ある。
ハットン夫妻は、ワインメーカーのジョン・コングスガードと妻のマギーと提携で1996年にアリエッタを設立した。このパートナーシップは高級ワインとクラシック音楽が共有する情熱から成り立ったものである。アリエッタのワインレッドのインスピレーションは、ナパ/カーネロスのハドソン牧場の桁外れの2.3エーカーのカベルネ・フランのブロックであった。このブロックから収穫するカベルネ・フランの果実は、アリエッタの赤ワインHブロック・ハドソン・ヴィンヤーズの中核となっている。ハドソン牧場のその他のメルロやシラーとの革新的なブレンドにより、アリエッタ・レッド・ワイン・バリエーション・ワンとアリエッタ・メルロ・ハドソン・ヴィンヤーズの限定ヴィンテージの生産が可能となった。アリエッタのラベルに選ばれたベートーベンが聴覚を失った後に作曲した最後のピアノソナタ、オーパス111の楽譜の理由は、この曲が最も人々を夢中にさせる、これまでにない作曲の革命的な作品の一つだからである。穏やかであり、複雑で、豊かであり、空気のような、ベートーベンのアリエッタは、素晴らしいワイン造りの感動的なモデルとなっている。
 

Ceja Vineyards  セハ・ヴィンヤーズ

設立年:1983
オーナー:アメリア、ペドロ、アルマンド&マーサ・セハ
ワインメーカー:アルマンド・セハ
セハ・ヴィンヤーズは、ナパ・ヴァレーのラテン系家族経営のウルトラ・プレミアム・ワイナリーである。このワイナリーは、メキシコ系アメリカ人移民のアメリア、ペドロ、アルマンドとマーサ・セハによって設立された。持続可能な農業とセラーでの葡萄の丁寧な扱いは、セハ家が造る一流のピノ・ノワール、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、ソーヴィニヨン・ブラン、シラー、2種類のヴィーノ・デ・カーサのブレンドとドルチェ・ベソと称する遅摘み白ワインのすべてで味わうことができる。
有名なワインメーカー、アルマンド・セハは7歳で米国に移住し、すぐに兄弟や両親と共にカリフォルニアの農業で働いた。彼が18歳になった直後、彼自身の最初のカベルネ・ソーヴィニヨンを造り、高校卒業後、カリフォルニア大学デービス校でワイン醸造学と葡萄栽培を学んだ。現在の彼は、ナパやソノマ・ヴァレーで評判の高いヴィンヤード・マネージャでもある。優しく果実を取り扱い、複雑で完璧にバランスのとれた、思い出に残る限定コレクションをアルマンドはつるからボトルにするまで全て手造り行う。ワインの故郷は葡萄畑だというアルマンドの概念が基本のセハ・ワインは、ワイン栽培者としての彼の才能を現している。

 

COHO  コーホー

設立年:2002
オーナー:ブルックス・ペインター& ゲーリー・リップ
ワインメーカー:ブルックス・ペインター
コーホーは2002年に風味豊かな、バランスのとれたワインを生産するためにブルックス・ペインターとゲーリー・リップの共有の願いのもとに設立された。選ばれ抜いた涼しい気候の葡萄畑で栽培され、コーホーのワインは果実の純度と活力を強調するものである。数ヶ所のカリフォルニアのワイナリーで働き、ブルックスとゲーリーの経験年数を合わせると60年以上に達する。2人はワイン造りのすべての面に関わってきたことで長年を通して取得した技能と情熱をボトルに注いだ。
ブルックスとゲーリーがワインのブランド名として選んだ、コーホー(銀鮭)は葡萄畑やワインをイメージさせないかもしれないが、彼らにとり、鮭は自己を理解し、本質的な知恵と環境を体現する生き物。ワイン生産者は土地の番人として、生息地とそれを共有する種を維持するために努力しなければならない。そして鮭のように生産者は、どんなに困難な旅であっても続けるための忠実な意志が必要である。彼たちの希望としては、持続可能な農業の実践と自然の生息地の保全、特にすべての鮭科の種のために、他の人と協力しあい、その概念をサポートし、促進するために働きかけることが重要である。
コーホーのユニークな葡萄園指定のカベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、メルロ、ボルドー・ブレンドHEADWATERS™は報道関係、ワインの貿易、ワイン愛好家から品質と価値面で評価を得ている。
 

Coup de Foudre Winery  クー・ド・フードル・ワイナリー

設立年:2007
オーナー:ジョン・シュワルツ
ワインメーカー:ケント・ジャーマン
ジョン・シュワルツは名前の由来をこう語る。それは23年前に彼がフランスに留学していた時の話である。彼はフランス語の練習のためにフレンチ・アルプスの夜会に出席し、バーで飲み物を注文していたとき、フランス人の男がある女性を口説いている状況を目にした。2人はその時知り合ったばかりの男女であることは明らかだったのに、彼女が男を見つめる目は大きく瞬きし、何か彼が言ったことでメロメロになっているようだった。その彼女の様子が彼の心を捉え、何が彼女をそのようにさせたかが知りたくて、フランス語で「火事だ!」と叫び、部屋が空になったところで彼女に尋ねた。その男は彼女の手を握り、「君はクー・ド・フードル(一目惚れ)を信じるかい?」と言ったそうだ。さすがフランス人の殺し文句だとそのときは感心しただけだったが、その後、彼女と結婚し、共にワイン造りを始めるときにその表現を思い出し、友人に意味を聞いたら落雷が落ちたような一生忘れられない出来ごとのこと、そういう「一目惚れ」のようなことを意味すると教えられた。インパクトのある素晴らしい人、料理、ワインとの出会いとして、ワインのブランド名に最適だと考えた。
過去20年間、ワインがもたらす純粋な喜びの素晴らしさを目の当たりにする幸せを味わっている。多くの人々が特別な時間や記念日にワインで祝っているのを見てきた。そして数年前、「一目惚れ」と言える衝撃的なワインを造ることができた。彼らは人々が特別な人とクー・ド・フードルを一緒に飲むことを願っている。そして、将来クー・ド・フードルに関連した物語を共有してもらえたらと願う。
 

Crosby Roamann  クロスビー・ロアマン

設立年:2006
オーナー:ジュリアナ&ショーン・ マックブライド
ワインメーカー:ショーン・マックブライド
2006年に設立されたクロスビー・ロアマンはジュリアナとショーン・マックブライド夫妻によって構築された独立したワイナリーである。ワインメーカーのショーン・マックブライドが注意深く各ワインを製造し、ジュリアナが市場に出す、丹精込めた手造りのワインを消費者に提供している小さなワイナリーだ。彼たちの情熱は、すべての葡萄畑が特別で、毎ヴィンテージが独特なものであり、それぞれのワインが格別であるという古くからの信念に基づいているのである。このプロセスは容易なものではない。それは慎重に葡萄畑の選集と管理、果実の圧搾、そして伝統的なワイン造りの実践から始まるのである。この現場での集約的労働が最終的に本物のワインの特徴と歴史を生みだし、クロスビー・ロアマンの名に相応しいワインになるのである。

 

Donelan  ドネラン

設立年:2008
オーナー:ジョー・ドネラン
ワインメーカー:タイラー・トーマス
解説: 葡萄園が選ぶ最高のシラーとカリフォルニアの北岸生産の他のローヌ品種ワイン造りを目指すドネラン・ワインを設立する30年程前から、ジョー・ドネランはワインへの認識や理解を育んできた。ピノ・ノワールとシャルドネは2009年のヴィンテージより追加されている。ジョーは、妻のクリスティン、直販のマネージャーに息子のトリップ、ワインメーカーのタイラー・トーマスとアシスタント・ワインメーカーのジョー・ニールセンで生産チームを組んでいる。
タイラー・トーマスは、植物学の理学士及び理学修士を取得しながら、ワインを嗜むために彼のフランス人血筋を調べることにした。海外旅行から戻った彼は、カリフォルニア大学デービス校で葡萄栽培とワイン醸造学の理学修士も取得する。彼の存在はチームにとって多くの経験とワイン醸造の芸術と科学に対する自然な親近性をもたらしているのである。
ジョーとタイラーは、独特のワインを生産するためには彼らが好んで飲むワインの特徴と必要性を理解して、最高のワインはユニークな土地柄から生まれるという哲学を追求する。そして、「我々は、一カ所の畑から並のワイン(それが非常に良好であっても)を造ることに一切興味がない。我々は様々な土地を分析し、各地で最高のもののみを発見したいと思っている。」と言っている。

 

Kale  ケール

設立年:2008
オーナー:ケール&ランコ・アンダーソン
ワインメーカー:ケール・アンダーソン
2008年に、ケール・アンダーソンと彼の妻ランコは、ソノマとメンドシーノ郡の最高の葡萄畑から、自身のレーベル、ケール・ワインとして南北ローヌ・ワインを造り始めた。少量生産に専念した手造りワインで、ケールは葡萄畑の独特でまた旨みを表現するための新技術と同時に、古くから伝わる技法を利用している。
ケール・アンダーソンはソノマ郡で、創造性に富み、アウトドアを好み、そして土地への責務を奨励しているような地域社会の影響によって、ワイン業界へ親しみを持って成長した。彼は父親のように医学を学ぶためにカリフォルニア大学デービス校に入学したが、植物生物学のプログラムに興味を持つ。科学的には満たされていたが、創造的な分野で満たされていない想いから、自然と文化における専攻学部に移籍。そして葡萄栽培とワイン醸造学の入門コースに出会い、彼がこれまでに経験したことのない自然と文化のブレンドに魅了される。この発見は、将来彼がワイン造りに向けて進むべく道を決定づけた。
ケールは2001年に、ロシアン・リバーのJ・ワイナリーで初めて収穫に関するインターンシップを経験する。葡萄栽培とワイン醸造学の学士を修得後、彼はコルジン・セラーズ、テラ・バレンタイン・ワイナリー、クリフ・レード・ヴィンヤーズで勤め、現在はパールマイヤー・アンド・ケール・ワインでワインメーカーのディレクターも務める。

 

La Rochelle Winery  ラ・ロシェル・ワイナリー
 
設立年:2005
オーナー:スティーブン・ケント・ ミラッソー
ワインメーカー:トム・ストゥッツ
ラ・ロシェルの使命はカリフォルニアの最高の、最も興味深い、コレクションしたくなるピノ・ノワールとシャルドネを造るという、とてもシンプルなものである。
所有者のスティーブン・ケント・ミラッソーの家族は1850年にピノ・ノワールの葡萄をカリフォルニアに導入した。現在、彼らは州の最も有名なピノ・ノワールとシャルドネの葡萄園、ゲリーズ、スリーピー・ホロウ、ロゼラス、ロンダー、パライソ、トンデュレ、フェリングトン、そしてディアパークと提携している。これらの有名なヴィンヤードのピノ・ノワールとシャルドネは、ラ・ロシェルの手により個々の葡萄畑のテロワール、場所のその特別な感覚を通じて輝きを放っているのである。
スティーブンの曾曾曾祖父は、160年前にフランスのラ・ロシェル港から大きな可能性を秘めた航海に出た。年月が立った今でもラ・ロシェル・ワイナリーの旅は同様に刺激的なものである。それは、最高の葡萄畑を発見し、それらが誇る価値ある伝統を商品化して限定発売することとなる。

 

Le Pich (Purlieu Wines) パーリウ・ワインズ 

設立年:2012
オーナー:ニン・チャン
ワインメーカー:ジュリアン・ファイヤール
ル・ピッチはパーリウの姉妹ラベルである。90エーカーの土地とワイナリーは、ナパ中心街の真東に位置するクームスヴィルと呼ばれる最新のAVAにある。この場所はセント・ヘレナより10度程度涼しく、岩だらけの火山性土壌で知られている。「ル・ピッチのアプローチはシンプルである。私たちは最高のもの造りに専念しているだけ。私たち各自は、時にはスポットライトを浴び、時には縁の下の力持ちとして、また時には大きな力を出し、時には細やかな面で、そういった私たち自身のあらゆる能力の範囲でアイデアや熱意を提供しあっているのである。役割がどうあれ、私たちは可能限りに最高のワインを造るという共通の目標を持っている。」
 

Robledo Family Winery  ロブレド・ファミリー・ワイナリー

設立年:1984
オーナー: ロブレド・ファミリー
ワインメーカー: エベラルド・ロブレド
1968年に16歳の若さで、レイナルド・ロブレドは葡萄園の労働移民として、メキシコからカリフォルニア州のナパにやって来た。昼間は葡萄畑で働き、クリスチャン・ブラザースの労働者収容所に住み、ワイン業界への繋がりとそしてその情熱を築いていった。長年、葡萄畑で苦労しながら働き続けたレイナルドは、1984年、妻マリアとロス・カーネロスのナパ側に最初の小さな土地を手に入れ、ランチョ・リノコン・ヴィンヤードと名付けた。この葡萄園でロブレドの家族は、彼たちのピノ・ノワールの果実を育て、レイナルドは子どもたちに土地を耕作する方法を教え込んだ。レイナルドの子供たちは、非常に若くして、剪定、しばりつけ、副梢剪定、ワイヤー・リフティング、リーフィング、果実を間引いたり、収穫したりするなどの実践労働を行うことにより、家族経営における責任というものを学んでいった。
ロブレド一家は、ソノマ、ナパ、そしてレイク郡に350エーカーの葡萄園を所有している。2003年10月25日、一家はメキシコ移民の葡萄園労働者として、米国で初めて、テイスティング・ルームを開くという歴史を作った。そしてその後、ロブレド一家は、自分たちが造ったワインが、2名の米国大統領と、またメキシコ大統領に提供されたことを誇りとしてきているのである。

 

Silenus Winery  シーレーノス・ワイナリー

設立年:2006
オーナー:シーレーノス・インターナショナル・グループ
ワインメーカー:ブラドリー・スミス
シーレーノス・ワイナリーは1967年にクルミ果樹園としてスタートし、現在はナパ・ヴァレーの最高のカベルネ・ソーヴィニヨンを生産するユニークなワイナリーである。
ナパとヨントヴィルの町の境のハイウェイ29沿いに位置するこのワイナリーと葡萄畑は、オーク・ノール地区の真ん中にぴったりと収まっている。この葡萄畑は、北端に接しているドライ・クリークのおかげで千年に渡り豊富な堆積ミネラルと砂利の土壌に恵まれてきた。またサンパブロ湾に近いため、日中は暖かく、夜は涼しく、オーク・ノールAVA独特の土壌で育つ果実から超高級ワインを小量に造るには最適な環境である。
シーレーノス・ワイナリーのシーレーノスは、ギリシャ神話のワインの神、ディオニュソスの良き相談相手であり友人だった人物にちなんで名づけられた。とがった耳、厚い唇に低い鼻、陽気でふっくらした老人としてギリシャ神話で描かれているシーレーノスは、外観と裏腹に秘めた知恵の持ち主として知られている。彼は賢明で優しく、崇拝するワインを単に口に含むことで深い知識と予言を授かることができ、常にディオニュソスの良き話し相手であり、指導者でもあったと言われている。
 

Stanton Vineyards  スタントン・ヴィンヤーズ

設立年:1999
オーナー:ダグ&クリステン・サントン
ワインメーカー:デイブ・フィネイ
スタントン一家は1947年以来ナパ・ヴァレーで葡萄栽培に専念し、1999年に初めてワイン造りを始めた。この最初のヴィンテージと続く3年間のヴィンテージには、オークヴィルの畑の葡萄のみを使用した。オークヴィルの畑に加えて、スタントン一家はセント・ヘレナに2カ所の葡萄畑を所有していて、ナパ・ヴァレーでは合計72エーカーの葡萄畑の栽培を行っている。現在、赤ワイン用にカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン、プチ・ヴェルド、マルベック、プチ・シラーとムールヴェードルの7種類を含む品種を栽培している。
2002年のヴィンテージからデイブ・フィネイがワインメーカーとして活躍している。最高の土地で育つ果実とデイブ・フィネイの芸術的なワイン造りの才能の組み合わせで、偉大な深さと特性を持ったワイン造りが可能となった。