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The 90 Plus Wine Club Jp

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第2回 プレミアム・セレクション

Buoncristiani Family Winery  ブオンクリスティアーニ・ファミリー・ワイナリー

オーナー: ブオンクリスチアーニ・ブラザーズ
ワインメーカー:  ジェイソン ・ブオンクリスチアーニ

ブオンクリスチアーニ・ブラザーズの醸造理念
情熱と献身をもって、プレミアムワインを全て手作りで醸造している、若手4人兄弟によるワイナリー。最高級を探求するために、慎重に葡萄畑のブロック選択と、慣行通りの正確な栽培を行い、固有のワイン作りのために最適な果物を収穫することに重点をおいている。最高品質のワインを提供するためには、果実を低収量収穫とし、濃厚でバランスのとれた味や品種を重視、畑でのストレスの制御を掲げる。葡萄が完全に成熟したのを舌で念入りに確認し、注意深く見守りながら、それぞれの有望な成分を調合して葡萄本来の可能性を畑からボトルへ移す。品種の特徴、優れた品質のバランスを維持した最適な複合品の生産に努めている。兄弟達は誇りを持って、ワイン醸造学の側面、葡萄栽培、ワイン生産、アート・デザインなどのすべてを手掛け、真のワイン造りの情熱を伝えている。彼らのモットーは量産ではなく品質であり、妥協することなく手作りのワインを作ることである。彼らの手だけで生産されているこれらの限定ワインは、一つ一つのバレル内の細部に至るまで細心の注意が払われている。
 

Capiaux Cellars  キャピオー・セラーズ
設立年: 1994 
オーナー:ショーン・キャピオー
ワインメーカー:ショーン・キャピオー

解説: ピノ・ノワールは高貴な赤ワインとして、また、最も困難な生産を要する品種として認識されている。この品種は、明るくてフルーティーな味わいから、濃くて素朴な味わいまで、多くの顔と印象を持っていて、それらの厄介な品質が永遠にピノ・ノワールの「聖杯」を追求するように作り手を奮い立たせるのである。ショーン・キャピオーは1994年にキャピオー・セラーズを創設し、以後伝統的なブルゴーニュ技術と現代技術を融合した単一畑のピノ・ノワールの生産に打ち込んできている。彼の哲学は、他のワインと区別ができる生産地域の特徴を出したワインを作ることにある。独自の栽培地域から高品質、定量生産、選び抜かれたクローンブドウのみを使用。すべてのワインは自然発酵され、自然の味と香りを保持するために清澄濾過処理を一切ほどこさない。そして樽には最低限に抑えた新しいオークを通常33%使用。キャピオー・セラーズはカリフォルニアのピノ・ノワールに特化している。1994年にショーン・キャピオーは自身のワインレーベル、キャピオー・セラーズを市場に出したが、現在は東海岸でワイン・コンサルタントを手掛けながらナパ・ヴァレーのハウエル・マウンテン・アペレーションのオーショネシー・ワイナリーでワインメーカーとしても勤務する。
 

Domaine Carneros  ドメーヌ・カーネロス
設立年: 1987  
オーナー:シャンパン・テタンジュ
ワインメーカー: アイリーン・クレイン

解説: カーネロスの中心部に位置するドメーヌ・カーネロスは、創設者のシャンパーニュ・テタンジェの伝統と素晴らしさを表わすカリフォルニアの顔である。1987年、シャンパーニュはパートナー会社のコブランド社とともに、世界クラスのスパークリング・ワインの生産地と認識されたカーネロスの中心部にある138エーカーの土地を葡萄栽培のアペレーションとして選んだ。また、クロード・テタンジェは、地所の計画および開発を統括するため、ワイナリーにとって最初で唯一のワインメーカーとしてアイリーン・クレーン氏を指名した。最高経営責任者および創立醸造者のアイリーンは、初めての収穫以来ドメーヌ・カーネロスの舵取りをしており、自らがワインと業務運用を監督し続けている。ドメーヌ・カーネロスは当初からスパークリング・ワインの評判を確立してきた。特にブリュット・ヴィンテージとル・レ―ヴ・ブラン・ド・ブランの贅沢なキュヴェは格別である。更に、ワイナリー設立当初の数年間はいくつかのカリフォルニア州の大手生産者にピノ・ノワール果実を販売していこともあった。その自信から1992年にドメーヌ・カーネロスのレパートリーにピノ・ノワールが加わった。このピノ・ノワールは濃厚な赤い果実の味、複雑な味わいの層、ビロードのような仕上がりが特徴である。すべてのワインにカーネロス・アペレーションの表示がなされ、果物の95%が独自の葡萄畑から収穫されており、2008年4月には全州の葡萄畑を対象とするカリフォルニア有機認定農家(CCOF)による有機認定を受けている。
 

Luna Vineyards  ルナ・ヴィンヤード
設立年:1995
オーナー:マイク・ムーン&ジョージ・ヴァレ 
ワインメーカー:マイク・ドラッシュ

解説:1995年、ジョージ・ヴァレとマイク・ムーンが、将来性を見込んでシルヴァラード・トレイル沿いの畑を購入、ナパ・ヴァレー特有の品種ばかりでなく、当時この地であまり知られていなかったピノ・グリージョとサンジョヴェーゼを植えたことから、このワイナリーが始まった。彼らは、ワイン造りで最も重要な要素は畑にあると信じているため、土地に対して深く変わらぬ敬意を抱き、できる限り土壌の改造を控え、農薬や化学肥料も制限している。手作業による摘み取りと選別、さらに自然酵母菌による発酵と長期にわたるアセレーション(果皮浸漬)があいまって、ひときわ優れたワインを生み出している。ワイナリーは、クラシックな優雅さをまとうイタリア式建造物。手づくりのタイルの床におかれたペルシャ絨毯に革張りのソファ。クリスタルのワイングラスと象眼細工を施したテーブル。このサロンのようなティスティングルームで、ルナ・ヴィンヤードの名高いカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロ、ピノ・グリージョ、そして最新作を試飲することができる。

 

Miner Family Vineyards  マイナー・ファミリー・ヴィンヤード
設立年:1998  
オーナー:デイヴ・マイナー
ワインメーカー:ゲーリー・ブルックマン

解説:オークヴィルの東の丘に、デイヴ&エミリー・マイナーによって設立された家族経営のワイナリー。品質を保ちながらも、それだけでは飽き足らず、個性的なスタイルのワイン造りを目指し、ナパ・ヴァレーとしては異質な存在である。わずか数年のうちにカリフォルニアで最高の畑を確保し、多様な葡萄を栽培している。ナパ各地のステージコーチ・ヴィンヤードはメルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランおよびシラー。マデラのシンプソン・ヴィンヤードはヴィオニエ。メンドシノのギブソン・ランチはサンジョヴェーゼ。サンタルシア・ハイランドのゲーリー・ヴィンヤードとロゼーラ・ヴィンヤードはピノ・ノワール。そして、どの葡萄から造られるワインも、畑の特徴を取り込んだ個性豊かなものとなっている。マイナーは、畑ばかりでなく、ワイナリーに必要な優れた人材の確保から、販売者、レストラン、消費者まで人にも深く関わっている。また、デイヴの祖先はさかのぼると古代アッシリアにたどり着く。ラベルのデザインは、古代アッシリアのレリーフ、翼を持つ太陽神をイメージしている。このシンボルは、人類の命を照らし、葡萄の木にエネルギーと暖かさを与える輝く陽光を表している。

 

Oakville Ranch Vineyards  オークヴィル・ランチ・ヴィンヤード
設立年:1989  
オーナー:メアリー・マイナー
ワインメーカー:アシュリー・ヘイシー

解説:オークヴィル・ランチはオーナーのメアリー・マッキネス・マイナーが亡き夫ボブの夢を実現したもの。1989年、ボブとメアリー・マイナーは、ナパ・ヴァレーの東側のシルヴァラード・トレイルから1400フィート上の丘陵地に350エーカーの大農場を購入し、55エーカーの葡萄畑にシャルドネとボルドー品種のカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フランを植えた。特徴的な赤い火山性土壌の畑は、入念に整備されている。将来性が見込まれる小さな飛び地の畑も開発され、表土が浅く岩だらけの土壌のため、葡萄の生産量は1本につき2、3房にとどめている。葡萄の木はこの独特のテロワールによって、オークヴィルの特徴を大胆に表現するまでになった。なかでも、カベルネ・ソーヴィニヨンは、この山の女王であり、オークヴィル・ランチという王冠の宝石である。2009年は、創立20周年とオークヴィル・ランチの栄光をカベルネ・ソーヴィニヨンで祝うことができた。

 

Peju Provine Winery  ペジュ・プロヴィンス・ワイナリー
設立年:1983  
オーナー:エルタ・ペジュ
ワインメーカー:サラ・ファウラー

解説:1983年トニー・ペジュはラザフォードに畑を購入、名前を「H・Bヴィンヤード」とした。土壌は深く排水が良く、他の畑よりも日照時間が長い。昼間と夜間の温度差も激しい。涼しい夜が葡萄をゆっくり成熟させ、タンニンを熟成させ、酸のバランスをよくしている。1990年、畑の植え替えが行われ、カベルネ・ソーヴィニヨンのほかに、メルロ、カベルネ・フランなどが植えられ、現在、ナパ・ヴァレーで卓越した畑になっている。その後、ポープ・ヴァレーにペルセポネー・ヴィンヤードを購入。ここはナパ・ヴァレーより標高が高く、冬寒く夏は暑い上、降水量が少ないが、幸い三つの池と二つの井戸があり水不足の心配はない。1997年にH・Bヴィンヤードから分枝したカベルネ・ソーヴィニヨンと、カベルネ・フラン、メルロ、シラー、プチ・ヴェルド、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ジンファンデルが植えられた。以後、ラザフォードの幾重にも重なる風味と、ポープ・ヴァレーの凝縮した風味がブレンドされ、複雑さと凝縮感を併せ持つ偉大なワインが誕生している。ラベルのペジュ・タワーはナパ・ヴァレーで最も高くユニーク。フランスの田舎を思わせる。

 

Panza (Quixote Winery)  パンサ(キホーテ・ワイナリー)
設立年:1996  
オーナー:カール・ドゥマーニ
ワインメーカー:カール・ドゥマーニ

解説:1971年、カール・ドゥマーニはスタグズ・リープ・ワイナリーを設立。その後ワイナリーの改修、拡大の際に、小規模なワイナリーを隣接する地に誕生させた。これがキホーテ・ワイナリーである。ドゥマーニはドン・キホーテのように、プチ・シラーの新時代を築くために果敢な挑戦を繰り広げた。カベルネにふさわしいナパ・ヴァレーになぜ伝統に逆らってまでプチ・シラーかというと、プチ・シラーが個性豊かで、飲みやすく、さまざまな料理との相性が良いこと、また、人を惹き付ける複雑さと、美女と野獣の両面と、きっぱりとした風味と優雅さをもっているからである。そして長期熟成が可能なボディを兼ね備えている。現在ではプチ・シラーはこのワイナリーで最も重要なワインとなっている。2005年のキホーテ・プチ・シラーに対しワイン・スペクテーターは93点という高得点を与えている。ここのワイナリーで特筆すべきは、オーストリアの著名な芸術家兼デザイナーのフリデンスライヒ・フンデルトヴァッサーの設計による建物。床は波うち、屋根から木が生え、二つとして同じ窓はなく、堂々たるドームの上にはむくどりの巣があるほど奇抜である。
 

Rombauer Vineyards  ロンバウアー・ヴィンヤード
設立年:1982  
オーナー:ケルナー・ロンバウアー
ワインメーカー:リッチー・アレン

解説:ケルナー&ジョアン・ロンバウアーがナパ・ヴァレーを見下ろす丘に設立したワイナリー。1マイルに渡る斜面に洞穴が点在し、格好のセラーになっているのが特徴である。そして、ワインは自然と人間の共同作業というのがロンバウアーの信念。ここのワインは常にワイン雑誌で高く評価され、アメリカ中の高級レストランの多くで提供されている。先祖はドイツの有名なワイン産地ラインガウでワイン造りをしていたし、大叔母は著名な「ジョイ・オブ・クッキング」を表したイルマ・ロンバウアー。それ故に、良い食べ物、良い友を引き立てるものとしてのワイン造りを目指している。カーネロス・シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロなど数種のヴァライエタル・ワインと、ブレンドのリザーブワインを出している。
 

Rudd Vineyards & Winery  ラッド・ヴィンヤード・アンド・ワイナリー
設立年: 1996
オーナー:レスリー・ラッド
ワインメーカー:パトリック・サリヴァン

解説:1996年設立の新しいワイナリーではあるが、今、最も注目を集めているワイナリーの一つ。オーナーは高級食品とワインの販売で大成功を収めたDEAN&DELUCA(スタンダード・ベヴァレッジ・コーポレーション)のオーナーであるレスリー・ラッド氏。彼は30年来の夢であったワイン造りを実現するため、オークヴィルに22ヘクタールの葡萄畑を購入し、石ころだらけの火山灰土壌の土地に葡萄を植え、広大な22,000スクエアフィートの地下セラーを備えた石造りのワイナリーを建設した。優れたものへの探究心とそれを支える十分な資金力によって活気のあふれた、将来有望なワイナリーが誕生した。2000年からはオークヴィルの自社畑の葡萄を使い、カベルネ系のボルドー・スタイルのワインを造りあげた。さらに優れた栽培者と連携し、ナパ・ヴァレーからはソーヴィニヨン・ブランを、ソノマのロシアン・リバー・ヴァレーに位置するハシガルビ・ヴィンヤードからはシャルドネを購入し、少量だが、高品質の白ワインも生産している。
 

VinRoc Wine Caves  ヴィンロック・ワイン・カーブス
設立年:2004
オーナー:キキー& マイケル パルメンテル
ワインメーカー: マイケル G. パルメンテル

解説: ヴィンロックの名前は、岩がゴロゴロするような岩山の畑に由来する。この岩山は、葡萄を育てるには最適な高度環境を提供し、岩を切り刻んで作った洞窟は一定の温度と湿度を保ち、ワインを保管し、熟成させするには理想的なものとなっている。ナパ・ヴァレーの東斜面、1600フィートの高度に位置する葡萄畑は、霧の上に位置し、日中は晴れ、夜は涼しく、赤い火山岩の土壌は複合的で、濃厚な果実を低収穫量で生産するマイクロ環境である。一度に1トンしか収穫されず、それも成熟のピーク時の房に限られ、葡萄は大きな収穫箱にではなく、小さな収穫箱で、隣接しているワイン用の洞窟に運ばれ、即座に手作業で実を房から外して選り分けられるマイクロ収穫である。3000平方フィートの洞窟の中にあるワイナリーは、低容量、高質な特化型オペレーションに適した欧州製の特別注文の機器を使用して設計されている。収穫された果実は1トン毎に発酵され、フランスのオーク製の樽で、融合されるまで2年間おかれるマイクロ醸造を行う。こうしてマイクロ工法のナパ・ヴァレー・カベルネ・ソーヴィニヨンが作られるのである。